本記事では春から新社会人になった方に向けておすすめの投資と資産運用について紹介します。20代の若いうちからコツコツ投資をしていくことで将来に向けて効果的に資産形成をすることができます。
新社会人のうちから投資をするべき理由
新社会人の投資をすすめる理由は儲けることではなく、それ以上に重要なことがあります。それが以下の三つです。
- 銀行預金の金利が低い
- 時間を武器にできる
- 時間を武器にできる
銀行預金の金利が低い
お金を銀行に預けていてもお金が増えません。なぜなら、現在の銀行金利は0.001%です。例えば、100万円を一年間預けても10円しかお金が増えません。高度経済成長期の時代は金利6〜8%の時代もありました。これは100万円を一年間預けると8万円お金が増えることになります。この超低金利の時代にお金を預けていても資産を増やすことはできません。だから、預金ではなく投資に注目する必要があります。
時間を武器にできる
20代のうちに投資をすると「複利」を武器にすることができます。複利とは、運用で得た収益、利息を再投資することで、利息が利息を生んで膨らんでいくことをいいます。つまり、20代のうちから時間をかてコツコツ投資をしていけば、お金自身が働いて稼ぐ金額が増やすことができます。複利は長期運用すればするほど、効果が大きくなるので時間を武器にできます。
経済や節税制度に興味を持つきっかけになる
投資には元本割れのリスクもあります。そのため、投資を始めると少なからず社会や経済情勢に興味を持つことになります。新社会人のうちは仕事ばかりに集中してしまいがちです。視野を広げて世の中に対する興味を持つきっかけになるのが投資を始めることです。また、記事の後半で紹介する節税制度を活用した投資方法もあるので、節税や日本にある制度の仕組みに興味を持つ良い機会になります。
新社会人から始める投資ポイント三つ
新社会人におすすめの投資方法は以下の三つです。ポイントとしてはいかに長期視点で既存の制度を活用し、コツコツお金を貯めることができるかです。
- 少額投資
- つみたて投資
- 節税制度を活用した投資
短期間で一攫千金を狙ってFXやレバレッジをかけてお金を注ぎ込むのは投資ではなくギャンブルなのでおすすめしません。
新社会人におすすめの投資・資産運用
先程の投資ポイント三つを満たすおすすめの投資・資産運用は以下の制度を利用することです。初めて聞いた方も多いと思うので、一つずつ紹介していきます。
- つみたてNISA
- iDeCo「個人型確定拠出年金」
つみたてNISAとは
つみたてNISAは2018年1月からスタートした制度です。つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度のため、投資初心者向けの制度になっています。
運用期間 | 20年 |
対象商品 | 金融庁が認めた商品 |
非課税額 | 年40万円まで |
投資方法 | 積立方式 |
積み立てNISAのポイント三つ
つみたてNISAのポイントは以下の三つです。
- 少額から投資できる
- 金融庁が選んだ金融商品
- 非課税制度
少額から投資できる
つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための制度です。そのため、月1000円〜33333円の範囲で月の掛金を選ぶことができるため、お金に余裕のない新社会人でも無理をせず投資を始めることができます。毎月コツコツ投資をすることでリスクを分散する効果もあります。
金融庁が選んだ金融商品
つみたてNISAの対象商品は金融庁が厳選した投資信託のみです。そのため、手数料が高く分配金を毎月出すようなぼったくり金融商品に手を出すリスクが低いのが魅力です。日本人にもしっかり資産運用をして貰うための制度なので、金融庁フィルターがしっかり効いています。
非課税制度
つみたてNISAは非課税制度です。通常、株式や投資信託で得た利益に対して、約2割の税金がかかります。しかし、つみたてNISAは利益に対しての課税が免除されるので通常の投資より約2割分お得です。
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iDeCoは「個人型確定拠出年金」
iDeCo「個人型確定拠出年金」は、毎月一定額の掛金を定期預金や投資信託などの金融商品で運用し、老後に向けての準備をするための制度です。
iDeCoのポイント三つ
- 掛金が全額が所得控除&運用益については非課税
- 少額から投資ができる
- 引き出せるのは60歳以降
掛金が全額が所得控除&運用益が非課税
運用益が非課税になるのはつみたてNISAで紹介した通り約2割分お得になる制度です。掛金の全額が所得控除はideCoで拠出した掛金全額が所得控除の対象となります。iDecoの掛金として支払った金額が所得税や住民税を計算する際に所得から差し引かれます。このようにつみたてNISA以上の節税効果があります。
少額から投資ができる
IdeCoもつみたてNISA同様に少額から投資することができます。また、長期投資が前提なので、複利効果を働かせながら資産形成することができます。
引き出せるのは60歳以降
iDeCoは節税しながら投資できる一方でデメリットは老後の年金に備える制度なので、引き出せるのが60歳以降です。そのため、生活資金に余裕がないのに無理してiDeCoを利用するのはおすすめしません。つみたてNISAを満額投資して余裕ができたらiDeCoを検討してみても良いでしょう。また企業型拠出年金制度を用意している企業もあるので、そちらを調べてみても良いかもしれません。
まとめ
- つみたてNISAとIdeCoには節税効果がある
- 新社会人の投資デビューはつみたてNISAから始めよう
- 投資資金に余裕が出てきたらIdeCoも始めてみよう
以上が新卒社会人におすすめの投資と資産運用についてでした。以下がまとめです。初心者のうちは節税効果のある制度を有効活用しながらコツコツ積み立てるところから投資を始めていきましょう。投資資金に余裕が出てきたらIdeCoや個別銘柄、ETFなどにもチャレンジしてみましょう。
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