【実体験】新卒で入った会社を短期退職し第二新卒枠で転職できた話

悩む人
新卒を短期で辞めても第二新卒として転職できるの?
本記事では短期で辞めて第二新卒枠で転職できた話を書いていきます。新卒で入社したものの、イメージと異なり転職したい!という方も多いのではないでしょうか。今回は私の実体験も交えながら第二新卒枠としての転職活動の進め方、選考のコツなどを書いていければと思います!

新卒を短期で辞めても第二新卒で転職できるの?

結論から言うと新卒の会社を早期退職しても転職はできます。実際に私自身が会社都合で早期退職後、社会人としての実務経験ゼロでも複数の求人サイトやエージェントを活用して複数の企業から内定を貰い、1日も空白期間を作ることなく再就職することができました。転職には事前準備が必要です。事前に転職サイトに応募して求人情報を収集したり、自己PRを含めた履歴書や職務経歴書の作成や面接対策をすることが大切ですので、記事の後半で具体的な転職の準備・進め方を紹介していきたいと思います!

筆者の退職(転職)理由

転職の準備・進め方について書いていく前に私の退職(転職)理由について書いておきます。結論から言うと会社都合で退職しました。新卒で入社して2ヶ月後の6月1日の全社会で会社から「人員の3分の1を削減する」という発表がありました。まさか自分が新卒2ヶ月目で「レイオフ」、「解雇」、「会社都合退職」という言葉と向き合うとは思っていなかったので当然ですがめちゃくちゃ驚きました。ですが、無理して残ったところでプロダクトの新規開発は全てストップしエンジニア職の私にやるタスクはないです。残った方が何のスキルも身につけることが出来ず地獄だと思ったので、すぐに転職活動を開始し、最終的には複数社から内定を貰うことができました。転職の進め方については次の項目で順番に書いていきます!

転職の進め方

転職活動は以下のステップで求人の情報収集と転職活動の軸・職務経歴書等の整理から始めるのをおすすめします。

  1. 転職サイトに登録する・転職アドバイザーに相談してみる
  2. 転職活動の目的を明確にし軸を定める
  3. 職務経歴書・経歴書を書く
  4. 企業に応募する
  5. 転職する企業を選ぶ

転職サイトに登録する・転職アドバイザーに相談してみる

転職サイトに登録する・転職アドバイザーに相談してみる

私は最初に転職サイトへの登録から始めました。学生の頃は新卒エンジニア向けの求人サイトのみを利用していたのですが、4ヶ月で退職すると社会人歴が浅く書類で落とされる可能性もあったので、エンジニア特化プラスで「DUDA」など第二新卒などの転職サポートに関しても実績がある総合求人サイトにも登録しました!ちなみに私が経歴書などの整理をする前に求人登録したのは以下の理由です。

  1. 基本情報を入力しながら自分の経歴を整理する
  2. 求人の情報収集
  3. 転職サイトで用意されている経歴書のフォーマットを事前に把握する
  4. 第二新卒の自分を客観的に評価してもらうため担当者と面談をする

求人サイトの登録すると基本情報を入力したりちょっと面倒だったりするので、最初に一括で登録しておくと後が楽です。また、転職サイトに登録することでどのような求人があるのか情報収集することができます。求人サイトによって自分が希望する職種や企業の求人が多かったり、少なかったりするので複数の求人サイトに登録するようにしましょう。転職サイトによっては自分の履歴書や職務経歴書のフォーマットが用意されていたりするので、経歴書作成の前に把握しておくことが重要です。また、できるだけ早いタイミングで転職アドバイザーに相談することが大事です。転職アドバイザーはスキルやキャリアの方向性に合わせた求人を提供し、面接対策や効果的な履歴書の作成方法についてアドバイスを行ってくれるので、どのように転職活動を進めていけば良いか整理をすることができます。ほとんどのエージェントはオンラインでも相談が可能なので、忙しい人でも気軽に相談することができます。特に社会人歴が浅く、転職するのが始めてという方は転職アドバイザーに壁打ちしてもらうのがおすすめです。

全職種共通でおすすめの転職サービスは「DUDA」

私が最初に登録した転職サイトはDUDAでした。DUDAは職種限らず求人数が多く、中途枠だけでなく第二新卒や未経験の枠もたくさんあるので、転職活動に必要な情報収集をするのに適した転職サービスです。DUDAでは、転職の決断がつかない方でもアドバイザーとのオンライン面談は無料でできるのでまずは話を聞いてみて、情報収集をしてみるところから始めてみても良いかもしれません。私は最終的にDUDA経由で内定を二社貰いましたが、他の求人サイトで応募した企業が第一志望だったので「辞退します」と言ったら、DODAの担当者の方に「それであれば仕方ないです。また、転職する機会があればDUDAを利用してください!」と内定を強要されることもなかったのでDUDAに対してはとても良い印象を持っています。

DODAに加えて以下の転職サイトも第二新卒枠に強いので先に会員登録していくとスムーズに転職活動を進められます。

転職活動の目的を明確にし軸を定める

私の転職活動の目的は残念ながら会社都合ですが、WEBエンジニアとして給与は現状維持できるかつフルスタックで働けるかつリモートワークで働ける企業という軸で転職活動を進めました。軸を明確にすることで自分の譲れないポイントが見つかります。私の場合、転職活動をしていたのがコロナの影響で緊急事態宣言の発出によって、出社・リモートを決める企業も多くあり、コロナの状況(社会情勢)で振り回されたくなかったのでフルリモートで働くというのは一番重要視する軸でした。

筆者の転職活動の軸

  • 給与は現状維持以上
  • エンジニアとしてフルスタック(フロントエンド・バックエンド・インフラ)で働ける企業
  • 上流から下流まで経験できる企業
  • フルリモートで働ける企業

よくある転職の軸だと「給与アップ」・「残業がない」などあると思うので、整理して自身の転職の目的を明確にすることが必要です。また、転職先についても、自身が希望する条件や職種、働き方などを整理して明確にしておくことが大切です。転職活動は自分自身のキャリアを形成する上で重要なものであるため、しっかりと目的を明確にし、自分にとって最適な転職先を見つけることが必要です。今の時代、終身雇用という言葉は私語です。いますぐに転職する必要がなくても、将来的には転職する可能性は十分あるのでこの辺りは常に意識しておくと今後のキャリアに役立ってきます。

職務経歴書・履歴書を書く

職務経歴書・履歴書を書く

転職エージェントへの登録と転職活動の軸が明確になったら、職務経歴書・履歴書を書いていきます。大学生の就職活動と異なり、履歴書だけでなく職務経歴書についても作成する必要があります。職務経歴書のテンプレートはインターネットで公開されているものが多く、転職さいとでも用意されています。学生生活・新卒の会社の経験を通して転職でアピールできることがあれば内容を整理して記載していきましょう!資格・アルバイト・インターン経験や新卒の会社で経験したことなど何でもいいので、アピール経験がないか思い出してみてください。私は学生時代にインターンや留学をしていたのでそこで得たスキルや経験などを書いていきました。また、職務経歴書は学生時代のエントリーシートのように「ガクチカ」を書くだけではアピールが足りません。以下の3点を盛り込みながら文章を書くことで大事です。

  • 成果・目標
  • 課題
  • 工夫

多分、最初は書くのがめちゃくちゃ大変だと思うので、悩んだりした場合はエージェントの人に相談したり、添削をしてもらうことも大切です。めちゃめちゃ大変ですが、三つを意識して書くことができれば選考難易度も高い企業にも挑める可能性が高いですし、自分の強みも明確になって一石二鳥ですね。

企業に応募する

職務経歴書と履歴書を作成した後は企業に応募していきます。エージェントの紹介だけでなく、複数の求人サイトを利用して、多くの企業に応募することが大切です。企業によっては選考前のカジュアル面談や説明会が用意されている場合は必ず参加するようにし、選考に備えましょう。ただし、いきなり志望度の高い企業から応募するのではなく、志望度の低い企業からも選考を進めていくことがポイントです。多くの面接を経験することで、自分自身の強みや弱みを知ることができますし、少しづつ面接の雰囲気や受け答えに慣れてきます。面接を受けた後は、その時の質問や印象をメモしておきましょう。面接が終わったらすぐに質問集を作成し、どういう質問をされたか、どういう質問だと回答しにくかったのかを整理し、苦手な質問があった場合は次回の選考に備えて回答内容を考えます。私は面接を終えたらNotionページに聞かれたことや次回選考で意識する必要があるポイントなどをメモしていました。

面接のコツ

  1. 志望度の低い企業から応募する
  2. カジュアル面談や説明会にはできるだけ参加する
  3. 面接後は振り返りと今後に備えて質問集を作成する
  4. 転職活動の中盤付近で志望度の高い企業の選考を受ける
  5. 第二新卒枠であればポテンシャルのアピールもする

転職する企業を選ぶ

新卒から1年間リモートワークで働いてみた

企業から内定が出たら転職する企業を選びましょう。一社しか内定が出ていないとしても今の企業に残るか、それとも転職するか選択する必要があります。企業を選ぶ際に大事になのが、転職の序盤で定めた転職活動の軸と目的です。自分のキャリアや価値基準と比較しながら、最終的に意思決定する必要があります。私は残念ながら会社都合による退職だったので、企業に残るという選択肢はありませんでした。それでも、転職活動の結果4社から内定をいただいていたので、最終的には「技術の親和性」、「リモートワーク」、「一緒に働くメンバーや社長の雰囲気が良かった」企業に入社することを決めました。

筆者の転職活動の満足度は?

最終的には4社から内定を貰いました。エンジニアと対人スキルを評価していただき、新卒の年収より高い給与を提示してくれる企業もいました。転職活動の軸や目的を明確化し、選考の回数を重ねながら面接の質を上げていくことができたので満足の行く結果だったと思っています。「会社都合」で新卒の会社を辞めたのはとても残念でしたが、転職を決断し、新しい企業ではエンジニアとして色々経験を積むことができているので今では会社都合で退職して転職できて良かったなと思っています。

まとめ

今の転職市場は売り手市場なので、転職意欲があれば絶対に転職した方が良いと思います。職場環境が良くなったり、給与が上がるのももちろん大事ですが、転職に慣れておくというのは今後のキャリアで必ず活きてきます。企業は新卒採用でも苦戦していますし、若い人材を取るために第二新卒の採用を積極的に行うのが一般的なスタンスだと思います。なので、「社会人歴が浅いから」、「アピールポイントがないから」などの理由で転職しないのは勿体無いと思います。もし、今の会社で良いのかモヤモヤしている方がいたらまずは転職サイトに登録してみて、将来の転職に向けて準備するのが良いのではないかなと思います!

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社会が多様化していく中、大学生の学生生活も多様であるべきと考えています。主にエンジニア向けにITやプログラミングなどの技術系と大学生向けに休学、留学、海外生活、トビタテ留学、長期インターンに関する記事を書いています。