イスラエルでパスポートを紛失して焦ったけど無事返ってきた話

イスラエルに到着して3週間が経ちました。タイトルの通りイスラエルでパスポートを紛失したのですが、奇跡的に手元に帰ってきましたのでその小話をしたいと思います。

異国の地でパスポートを紛失

パスポートを紛失したことに気づいたのは土曜日の夜のことでした。インターン先のエンジニア社員にコンサートに誘われて、会場でお酒を飲むためにパスポートを携帯して外出しようとしたらいつも引き出しの中にあるパスポートがないことに気づきました。その時はまだどこかにあるだろうと思い、とりあえず部屋の中やバッグの中を探してみてもののなかなか見つかりません。探しているうちに段々パスポートをどこかに落としたか置いてきたかもしれないという不安が頭をよぎりはじめました。徹底的に身の回りを調べた結果、見つからずイスラエルでパスポートを紛失してしまったという事実を知り、頭が真っ白になりました。

とりあえず、その次にやるべきこととして浮かんだのは①どこでパスポートを失くしたのかを考える②パスポートの紛失届けと再発行をどこですれば良いのかと必要な書類についてググるの二つでした。

パスポートの紛失届けと再発行で必要な書類

①どこでパスポートを失くしたのかを頭の片隅で考えながらも、海外でパスポートを紛失したら絶対返ってこないだろうと思い、最初は紛失届けと再発行について調べました。調べたところ、どうやら海外でパスポートを紛失した際は最寄りの日本大使館、領事館にで新たな旅券を申請か帰国のための渡航書を発給してもらう必要があります。海外旅行などで滞在期間が限られている方は帰国のための渡航書に必要な以下の書類を持参して手続きを行います。

  • 渡航書発給申請書
  • 現地警察発行の盗難
  • 紛失証明書、又は消防署等の発行した罹災証明書等
  • 警察への届出書 1通 (届出書が交付されなかった場合、届出番号のみで可能)
  • 日本国籍を証明する書類 (旅券コピー等)
  • 写真(縦45×横35mm) 2枚
  • 航空券 (搭乗日、座席が確認されているものに限ります)

長期滞在中ですぐに日本に帰国する必要のない方はパスポートの再発行手続きを行います。再発行には以下の書類が必要です。

  • 紛失一般旅券等届出書
  • 一般旅券発給申請書
  • 現地警察発行の盗難・紛失証明書、又は消防署等の発行した罹災証明書
  • 写真 (縦45×横35mm) 2枚
  • 6ヵ月以内発行の戸籍謄(抄)本
  • 損傷した旅券 (所持している場合)
  • 身元確認書類 (日本の運転免許証等)

今、載せた必要書類は在イスラエル日本大使館のHPを参考にしているため、国や地域によって必要書類が変わるので最寄りの大使館、領事館に直接問い合わせるかHPで確認する必要があります。

外務省 海外安全ホームページ

パスポートは世界で通用する身分証明書であり、国外にいる間の日本人としての証明書として、常時携帯している必要があります。パスポートの不携帯を処罰の対象とする国がある一方、パスポートのコピーを携帯すれば問題がない国もありますので、事前に渡航先国の事情を調べて、適切に管理してください。 …

私の場合、長期滞在なのでパスポートの再発行手続きをするため6ヵ月以内発行の戸籍謄(抄)本が必要になります。そのため家族にパスポートを失くしたかもしれないということと戸籍謄(抄)本が必要になることをラインで直ぐに伝えました。 

どこでパスポートを失くしたのか

パスポートの紛失届けと再発行に手続きについてなんとなく把握できたので、次はどこでパスポートを失くしたのか考えることにしました。 そんな時にアルゼンチン人のルームメートがビールを飲みながらWhat did you do?とか呑気な質問をしてきます。無視する訳には行かないので「プログラミング勉強してJapanese muvie(嘘)見てたよー!」と何故か日本の映画を見たという嘘付きの回答をしました。そしたら、「どういう映画見たのー?」と質問してきたので「Action movie-!!」とか適当な回答したら「Cool!」と言われそこで会話が途切れたので、改めてパスポートをどこで失くしたか記憶を辿ることにしました。思い返せば、三日くらい前からパスポート見ていないなあと思いながら、日曜日と月曜日にレストランに行ったことを思い出しました。最後に行ったお店が月曜日に言ったレストランだったので、もしかしたらそこに忘れてきたかも知れないと思いダメ元で電話をしてみることにしました。レストラン名は覚えていなかったのですが、場所は覚えていたのでGoogle mapでお店を特定しそこにパスポートの落し物がないか電話してみました。そしたら、「I’m keeping a passport. It is Japanese passport」という答えが返ってきたので、「Ohhh really!!」と恐らくLの発音が正しくできていないリアクションをして今すぐに取りに行くと伝えました。お店に到着するとパスポートを渡され無事手元にパスポートが返ってきました。渡される際に店員に「You are so so lucky man!」と言われました。確かにその通りで異国の地で財布やパスポートを紛失したら基本的に返ってこないので、パスポートを拾ってくれた方と預けてくれていたお店の方には感謝の気持ちでいっぱいです。今後はもっと慎重にパスポートを管理していきたいと思いました。

結論

今回の件で学んだことは、以下の三つです。

  • まずは落ち着こう。
  • 最寄りの大使館、領事館を調べ必要書類を確認する
  • 海外旅行に行く際は万が一に備えて戸籍謄(抄)本を携帯する
  • パスポートを写真で撮っておく

特に海外でパスポートを紛失して再発行する際に戸籍謄(抄)本が必要になります。そのため、万が一に備えて海外に旅行や長期滞在する際は戸籍謄(抄)本を携帯することをおすすめします。また、パスポートなどを写真に撮って保管しておくことも大事になります。そして、諦めずに記憶を辿ってどこで失くしたのかを特定し、思い当たるお店に問い合わせることが大事です。失くしたものが財布の場合返ってくる可能性が低くなりますが、パスポートの場合金品ではないので、親切な人であればお店や最寄りの警察署に届けてくれる可能性があります。今回の一件は良い教訓になりました。

無事、パスポートを手に入れた私は予定通りコンサートに行く美味しいお酒を飲みながらその日の夜を楽しみました。

おしまい。

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文系エンジニア大学生の技術ブログ

社会が多様化していく中、大学生の学生生活も多様であるべきと考えています。主にエンジニア向けにITやプログラミングなどの技術系と大学生向けに休学、留学、海外生活、トビタテ留学、長期インターンに関する記事を書いています。